⛳️第116回「グリーンを外すなら、どこが正解?」

― ナイスショットより、ミスした時の行き先を考える。―
こんにちは!X-GOLF倶楽部です⛳️
グリーンまで残り150ヤード。
ピンはグリーンの中央。
「よし、センターを狙おう!」
そう決めて打ったショットが、少し右へ。
グリーンには乗らなかったものの、右側の広いエリアにボールが止まり、次のアプローチはそれほど難しくありません。
一方、同じ距離から打ったショットが左へ曲がりすぎて、グリーン横の池に入ってしまったら?
どちらもグリーンを外したショット。
でも、その後のスコアは大きく変わるかもしれません。
ゴルフでは、すべてのショットを狙いどおりに打てるわけではありません。
だからこそ大切なのが、
「ナイスショットがどこへ行くか」だけでなく、「ミスしたらどこへ行くか」を考えること。
今回は、グリーンを狙う時の方向の決め方について解説します。
① グリーンを外す場所まで、正確に狙う必要はない
前回の第115回では、グリーンセンターを基本に、次の一打がやさしくなる距離を選ぶ考え方を紹介しました。
例えば、グリーンセンターまで150ヤードでも、奥に外したくなければ140ヤードを選ぶ。
今回は、その方向バージョンです。
ただし、最初にお伝えしたいことがあります。
それは、グリーンを外す場所まで正確に打ち分ける必要はないということ。
例えば、
「グリーン右側の短いラフに外そう」
「左手前の花道にボールを止めよう」
そんな細かなコントロールができれば理想的です。
でも、実際のラウンドでは簡単ではありません。
90切りを目指すゴルファーはもちろん、80台で回るゴルファーでも、狙った場所に毎回ボールを運べるわけではありません。
だから、もっとシンプルに考えてみましょう。
「どこに外すか」ではなく、「どちらに外しても大丈夫か」。
例えば、グリーン右側は広く、左側には池がある。
それなら、少し右に外れても大丈夫な狙い方を選ぶ。
これだけでも、大きなミスを防ぐ判断につながります。
② 自分の持ち球から、ミスの方向を考える
ここで重要になるのが、自分の持ち球です。
ゴルファーには、それぞれ得意な球筋があります。
ドローを打つ人もいれば、フェードを打つ人もいます。
そして、同じドローヒッターでも、曲がり幅やミスの傾向は違います。
例えば、右打ちでドローを持ち球にしている場合。
基本的には、ボールを右方向へ打ち出し、左へ戻すイメージになります。
そのため、グリーン右側を打ち出し方向の目安にすることもあるでしょう。
でも、ここで考えたいのが、
「もし、ドローがかからなかったら?」
ということです。
いつもなら左へ戻ってくるボールが、そのまま右へ真っすぐ飛んでしまう。
そんなミスもありますよね。
この時、右側が広いフェアウェイや安全なエリアなら、大きな問題にはならないかもしれません。
しかし、右側に池やOBがあったら?
いつものドローを想定した狙い方が、危険な選択になってしまいます。
つまり、
自分の球筋を知ることと、球筋どおりにならなかった時を考えること。
この2つが大切なのです。
③ ドローがかからず、右へ真っすぐ飛んでも大丈夫?
具体的な場面を考えてみましょう。
グリーンセンターまで150ヤード。
ピンは中央。
右側には広いエリアがあり、左側には池があります。
右打ちのドローヒッターなら、右から左へ戻すショットをイメージするかもしれません。
狙いどおりにドローがかかれば、グリーンに乗る。
もし曲がらず右へ真っすぐ飛んでも、右側の安全なエリアに止まる。
このように、ナイスショットでも、少しミスしても、大きなトラブルになりにくい狙い方ができれば理想的です。
もちろん、ドローが強くかかりすぎて左へ行く可能性もあります。
だから、右側だけでなく左側の危険も確認しておく必要があります。
ここで大切なのは、ドローなら必ず右を狙う、ということではありません。
自分の球筋と、その日のショットの傾向を考えて、危険な方向を避けることです。
「曲がれば成功。曲がらなくても大丈夫。」
そんな狙い方ができる場面では、安心していつものスイングに集中しやすくなります。
④ ピンが右側にある時は、どうする?
ドローヒッターにとって、少し悩ましいのが右ピンです。
ピンがグリーン右端にある場合、そこへドローで寄せようとすると、打ち出し方向がさらに右側になることがあります。
もし右側に池やバンカーがあれば、危険が大きくなります。
こんな時は、無理にピンを狙わず、グリーンセンターを基準に考えるのがおすすめです。
ピンに近づけることより、グリーンに乗せること。
そして、右へ曲がらずに飛んだ場合でも、大きなトラブルにならない方向を選ぶこと。
もちろん、右側に十分な余裕があり、自分のドローが安定していれば、右寄りを狙う選択肢もあります。
反対に、フェードを持ち球にしている人なら、曲がる方向やミスの傾向が違うため、判断も変わります。
ピン位置だけで狙いを決めない。自分の球筋と、周囲の危険をセットで考える。
これが、実戦的なグリーン攻略です。
⑤ 池・バンカー・急な下り傾斜を避ける
では、グリーンを狙う時、何を確認すればいいのでしょうか。
すべての状況を細かく調べる必要はありません。
まずは、大きなミスにつながりやすい場所を確認しましょう。
● 池やOB
一打のミスがペナルティにつながる場所です。
狙いどおりに打てなかった時、ボールがそちらへ行く可能性はないか。
最初に確認したいポイントです。
● 難しいバンカー
グリーン周りのバンカーは、必ずしも避けるべき場所とは限りません。
でも、アゴが高い、ピンが近い、脱出後の距離感が難しいなど、入れると大きくスコアを崩しそうなバンカーは警戒したいところです。
● 急な下り傾斜
グリーン奥に外した時、下りのアプローチが残ることがあります。
ボールを止めにくく、寄せるつもりが大きくオーバーしてしまうことも。
そんな場所には、できるだけ外したくありません。
もちろん、ラフの長さや芝の向きまで確認できれば、さらに細かい判断もできます。
でも、最初からそこまで考えなくても大丈夫です。
まずは、
「池・難しいバンカー・急な下り傾斜」
この3つを意識するだけでも、狙いどころを決めやすくなります。
⑥ 狙いを決めたら、ミスを怖がりすぎない
ここで、もう一つ大切なことがあります。
それは、狙いを決めた後の考え方です。
「右へ行ったらどうしよう」
「左に曲がりすぎたら嫌だな」
そんなことを考え続けながらスイングすると、体が動かなくなったり、普段と違う打ち方になったりすることがあります。
だから、打つ前には危険を確認する。
自分の球筋とミスの傾向を考える。
そして、安全な狙いを決める。
そこまで決めたら、あとはいつものスイングをする。
大切なのは、ミスをゼロにしようとすることではありません。
ミスが出ても大きなトラブルになりにくいように、打つ前に準備しておくことです。
判断する時間と、スイングする時間を分ける。
これも、スコアを安定させるための大切な習慣です。
⑦ X-GOLF倶楽部で、自分のミスの傾向を知ろう!
コースで安全な狙いを決めるためには、自分のショットがどちらに外れやすいかを知っておくことも重要です。
X-GOLF倶楽部のシミュレーターを活用して、普段の球筋や方向性を確認してみましょう。
例えば、7番アイアンで10球打ってみます。
ナイスショットだけを見るのではなく、右へ外れたショット、左へ外れたショットも確認します。
ドローがかからず右へ出ることが多いのか。
それとも、ドローが強くなって左へ曲がりすぎることが多いのか。
この違いが分かれば、コースでの狙い方も変わってきます。
練習場では、ナイスショットの飛距離や方向ばかりを見てしまいがちです。
でも、コースマネジメントに役立つのは、ミスした時の傾向でもあります。
自分の球筋を知る。
ミスの方向を知る。
そして、コースでは大きなトラブルを避ける。
そんな練習を積み重ねていきましょう。
今日の学び|ナイスショットより、ミスした時の行き先。
グリーンを狙う時、毎回ナイスショットを打てるとは限りません。
だからこそ、打つ前に考えたいことがあります。
「狙いどおりに打てたら、どこへ行く?」
そして、
「少しミスしたら、どこへ行く?」
ドローがかからず右へ真っすぐ飛んでも、安全な場所なら大きな問題にはならないかもしれません。
反対に、少しのミスで池や難しいバンカーに入ってしまうなら、狙いを変えることも必要です。
大切なのは、グリーンを外す場所まで正確に打ち分けることではありません。
ミスしても、大きなトラブルになりにくい方向を選ぶこと。
そして、狙いを決めたら、いつものスイングに集中することです。
ナイスショットの行き先より、ミスショットの行き先。
打つ前に、スコアは動いている。
⛳ ゴルフ上達のヒントをInstagramでも発信中!
X-GOLF倶楽部では、コースマネジメントやスイングのポイントを、画像や動画でも分かりやすく紹介しています。
ぜひブログとあわせてチェックしてください!
実践的なゴルフレッスンやシミュレーション練習は、お近くのX-GOLF倶楽部へ!