⛳️第111回「ナイスショットの次、なぜミスが出る?」

こんにちは!X-GOLF倶楽部です⛳️
前回の第110回では、風の日のクラブ選びや狙い方について考えました。
「風の日は、強く打つより、賢く打つ。」
今回は、少し違う角度から、スコアを左右する判断力を考えてみましょう。
例えば、パー4のティーショット。
ドライバーが今日一番のナイスショット!
フェアウェイの真ん中。
残りは110ヤード。
「よし!バーディーチャンスだ!」
ところが、次のショットをダフってショート。
あるいは、トップしてグリーン奥へ。
結局、ボギー……。
「あんなにいいティーショットだったのに!」
こんな経験、ありませんか?
実は、ナイスショットの後にミスが出るのは、単なる油断だけが原因ではありません。
大事に打とうとしすぎることも、ミスにつながる場合があるんです。
今回は、いいショットの後に起こる心理と動作の変化、そして、いつものプレーを続けるための考え方を紹介します。
■ ナイスショットの後ほど、ミスをしたくなくなる
ナイスショットが出た時、どんな気持ちになりますか?
「よし!今日は調子がいい!」
「このホールはパーを取りたい!」
「ここでバーディーなら、いいスコアになる!」
当然ですよね。
いいショットが出れば、期待が膨らみます。
でも、ここで少し注意したいことがあります。
それは、次の一打に対する気持ちが、いつもと変わってしまうこと。
普段なら何も考えずに打てる110ヤード。
ところが、ナイスショットの後だと、
「絶対にグリーンに乗せたい」
「せっかくのチャンスを無駄にしたくない」
と考えてしまう。
その結果、慎重になりすぎたり、逆に気持ちが先走ったりすることがあります。
大切なのは、いい結果を期待しないことではありません。
期待が大きくなっても、打つまでの準備を変えないこと。
ここが今回のポイントです。
■ ① 大事に打ちすぎて、手打ちになる
ナイスショットの後、こんな経験はありませんか?
「ここは絶対にミスできない」
そう思って、いつもより丁寧に打とうとする。
ところが、体の回転が小さくなり、手先だけでクラブを操作してしまう。
結果はダフリやトップ。
あるいは、フェースの向きが不安定になって、左右に曲がってしまう。
これは、ミスを怖がって体の動きが小さくなるケースです。
特に、残り100ヤード前後のショットでは、
「フルスイングしなくても届く」
という気持ちから、手だけで距離を合わせようとしてしまうことがあります。
でも、短い距離だからといって、手先だけで打つ必要はありません。
振り幅を小さくしても、体の回転とクラブの動きを合わせることが大切です。
丁寧に打つことと、体の動きを止めることは違う。
大事な一打ほど、この違いを意識したいですね。
■ ② 気持ちが先走って、リズムが速くなる
ナイスショットの後は、気分も高まります。
「よし、次もいい球を打とう!」
そんな気持ちで構えると、知らないうちにスイングのテンポが速くなることがあります。
特に注意したいのが、切り返し。
普段はゆったり振れているのに、トップから急いでクラブを下ろしてしまう。
すると、体と腕のタイミングがずれ、ミート率が落ちたり、方向が不安定になったりします。
本人は、いつも通り振っているつもり。
でも、実際には少し急いでいる。
これが厄介なところです。
対策は、無理にゆっくり振ることではありません。
自分のいつものテンポを守ること。
例えば、素振りを一回。
目標を確認。
構えたら、迷わず振る。
こうした普段の流れを変えないことが大切です。
■ ③ 結果を早く見たくて、トップする
「ピンに寄ったかな?」
「バーディーチャンスになるかな?」
そんな気持ちが強い時、インパクト前から目標方向を見ようとしてしまうことがあります。
顔や上体が早く起き上がると、前傾姿勢が変わり、クラブの最下点や打点がずれる場合があります。
その結果、ボールの上を叩いてトップ。
せっかくのチャンスが、一気にピンチに変わってしまいます。
もちろん、トップの原因がすべて「顔を上げたから」というわけではありません。
ただし、結果を急ぐ気持ちが、体の動きに影響することはあります。
ここで大切なのは、
「ボールを見続けよう」と無理に頭を固定することではありません。
普段の前傾姿勢と体の回転を保ち、インパクトまで自然に振り抜くこと。
結果を確認するのは、ボールを打った後で十分です。
■ ④ パー5のセカンド、グリーンが空くまで待つとミスする?
ここで、少し違う場面を考えてみましょう。
パー5のセカンドショット。
ティーショットがナイスショット!
残り210ヤード。
うまく打てば、2オンも狙える距離です。
ところが、前の組がまだグリーン上にいます。
打ちたいけれど、打てない。
しばらく待つことになりました。
最初は、
「よし、グリーンを狙おう!」
と思っていたのに、待っている間に、
「乗ったらイーグルチャンスだな」
「最低でもグリーン周りまで運びたい」
「ここでミスしたらもったいない」
と、いろいろ考え始めます。
そして、ようやくグリーンが空きました。
「よし、打てる!」
ところが、急いで構えてダフリ。
あるいは、力んで右へ大きく曲げてしまう。
こんな経験はありませんか?
長い待ち時間の後は、心理面だけでなく、体の動きにも変化が起こる場合があります。
■ 待っている間は考えすぎ、打つ時は急ぎすぎ
長く待った後のミスには、いくつかの要因が考えられます。
● 期待が膨らむ
待っている間に、成功した時の結果を何度も想像する。
その分、失敗したくない気持ちも強くなる。
● スイングを考えすぎる
何度も素振りをしているうちに、
「もっと肩を回そう」
「フェースを返さないようにしよう」
「少し力を抜こう」
と、考えることが増えてしまう。
● 打てる瞬間に急いでしまう
長く待っていたのに、グリーンが空いた瞬間、いつもの準備を省略してしまう。
これでは、普段のリズムを守るのが難しくなります。
つまり、
「待っている間は考えすぎ。打つ時は急ぎすぎ。」
この組み合わせが、ミスにつながることがあるんです。
もちろん、長く待てば必ずミスが増えるわけではありません。
大切なのは、待ち時間をどう過ごすかです。
■ 長く待つ時は、準備をいったん区切る
パー5のセカンドショットで、グリーンが空くまで待つ場合。
おすすめしたいのは、待ち時間とショットの準備時間を分けることです。
まず、待っている間に必要な情報を確認します。
残り距離は?
風は?
ライは?
グリーン周りの危険は?
そして、グリーンを狙うのか、安全な場所へ運ぶのかを決めます。
判断が終わったら、いったんショットから意識を離しましょう。
何度も素振りを繰り返す必要はありません。
軽く体を動かしたり、リラックスしたりして待ちます。
そして、前の組が安全な場所へ移動し、打てる状態になったら、
いつものルーティンを最初から行う。
目標を確認。
素振り。
アドレス。
そして、いつものテンポでスイング。
長く待ったからといって、急いで打つ必要はありません。
待つ時間が長くても、打つ時の準備はいつも通り。
これを心がけましょう。
■ ⑤ バーディーやパーの次のホールも要注意!
ここまでは、ナイスショットの直後について考えてきました。
でも、似たようなことは、次のホールでも起こります。
例えば、前のホールでバーディー!
気分は最高です。
「今日はいいスコアが出そう!」
そんな気持ちで次のティーイングエリアへ。
ところが、ドライバーを強く振りすぎてOB。
あるいは、前のホールで難しいパーパットを決めた直後。
「この流れを崩したくない」
と慎重になりすぎて、ティーショットを右へプッシュ。
これも、前の結果が次の一打に影響している可能性があります。
● バーディーの後は、攻めすぎに注意
気持ちが高まり、普段より強く振ったり、難しいコースを攻めたりしてしまうことがあります。
● パーの後は、守りすぎに注意
「いい流れを維持したい」という気持ちから、慎重になりすぎることがあります。
● 好スコアの途中は、先を考えすぎない
「あと何ホール、パーで回れば80台!」
「今日はベストスコアが出るかも!」
こうした計算が、目の前のティーショットを必要以上に難しく感じさせることがあります。
ただし、いい結果の後に自信がつき、さらに良いプレーにつながることもあります。
問題なのは、バーディーやパーを取ることではありません。
前のホールの結果によって、次のホールの判断やスイングが変わってしまうこと。
ここに注意したいですね。
■ いい流れを守るために、気持ちを切り替える
バーディーを取ったら、喜んでいいんです。
難しいホールでパーを取ったら、達成感を味わっていいんです。
でも、次のティーイングエリアに立ったら、いったん気持ちを切り替えましょう。
前のホールのスコアは、もう変わりません。
次のホールは、新しい一打から始まります。
そこで考えたいのは、
「このホールは、どこへ打つ?」
「何のクラブを選ぶ?」
「いつものテンポで振れる?」
ということ。
これは、第101回から考えてきた、打つ前の判断力そのものです。
いい流れを維持するために必要なのは、特別なナイスショットではありません。
次の一打も、普段通りに準備すること。
■ 大事な一打ほど、いつものルーティンを
ここまで紹介したミスには、共通点があります。
ナイスショットの後。
長く待った後。
バーディーやパーの次のホール。
状況は違っても、心理的な変化によって、普段の準備やスイングが変わることがあるんです。
では、どうすればいいのでしょうか?
おすすめしたいのは、自分のルーティンを決めておくこと。
例えば、
① 状況を確認する
残り距離、風、ライ、危険な場所を確認する。
② クラブとターゲットを決める
何を使って、どこへ打つかを決める。
③ いつもの素振りをする
スイングの感覚とテンポを確認する。
④ 構えたら、結果を考えすぎない
決めた一打に集中して振る。
ルーティンは、長ければいいわけではありません。
大切なのは、毎回できるだけ同じ流れで準備すること。
結果を大事にするなら、まず打つまでの準備を大事にする。
これが、安定したプレーにつながります。
■ X-GOLF倶楽部で「いつもの一打」を作ろう!
コースでは、毎回違う状況が訪れます。
ナイスショットの後。
ミスショットの後。
長い待ち時間の後。
そして、バーディーチャンス。
そんな時でも、普段通りに打つためには、自分の基準を持つことが大切です。
X-GOLF倶楽部では、シミュレーターを活用しながら、距離や方向だけでなく、ショット前のルーティンを意識した練習もできます。
例えば、100ヤードのショット。
何球も続けて打つのではなく、一球ごとにターゲットを確認する。
クラブを選ぶ。
素振りをする。
構えて打つ。
そして、結果を確認する。
こうした練習を繰り返すことで、コースでも普段の準備を再現しやすくなります。
また、あえてショットの間隔を空けて練習するのもおすすめです。
実際のラウンドでは、次々とボールを打てるわけではありません。
一球ごとに準備を整える練習が、コースでの安定につながります。
■ 次のラウンドでやってみよう!
次のラウンドでナイスショットが出たら、ぜひ試してみてください。
まず、ナイスショットを喜びましょう!
でも、次の一打では、いったん気持ちを切り替える。
「ここは絶対に寄せたい!」
ではなく、
「どこへ打つのが安全?」
「何番手が適切?」
と、いつもの判断に戻ります。
パー5で長く待つ時も同じです。
待っている間に必要な判断を済ませたら、いったんリラックス。
打てる状態になったら、いつものルーティンを行います。
そして、バーディーやパーを取った次のホールでも、
「この流れを絶対に守ろう!」
と考えすぎず、目の前の一打に集中しましょう。
いいショットの後ほど、いつもの一打。
これを意識するだけでも、プレーの流れが変わるかもしれません。
⛳ Instagramでもゴルフ上達のヒントを発信中!
X-GOLF倶楽部公式Instagramでは、ブログで紹介した考え方を、気軽に復習できるゴルフ上達のヒントとして発信しています。
ブログでじっくり理解、Instagramで気軽に復習。
次のラウンドで、ぜひ今回の考え方を思い出してみてください😊
🏆 第111回・今日の学び
「大事な一打ほど、特別なことをしない。」
ナイスショットの後。
長く待った後。
バーディーやパーの次のホール。
そんな場面では、普段と違う気持ちが生まれることがあります。
大事に打とうとして、手打ちになる。
気持ちが先走って、テンポが速くなる。
結果を早く見たくて、上体が起き上がる。
待っている間に考えすぎて、打つ時に急いでしまう。
でも、そこで必要なのは、特別なスイングではありません。
いつもの判断。
いつもの準備。
いつものテンポ。
ナイスショットを打ったからといって、次の一打が簡単になるわけではありません。
そして、前のホールでバーディーを取ったからといって、次のホールまで特別なプレーをする必要もありません。
いい流れを守るのは、特別な一打じゃない。いつもの一打。
打つ前に、スコアは動いている。