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2026-10-09
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⛳️第109回「ラフからの一打、飛ぶと思う? 飛ばないと思う?」

こんにちは!X-GOLF倶楽部です⛳️

第108回では、傾斜地からのショットについて考えました。

「傾斜では、球筋も距離も変わる。」

では、今回のテーマは?

フェアウェイを少し外したセカンドショット。

残り150ヤード。

グリーンは十分に狙える距離です。

でも、ボールはラフの中。

「いつもの7番アイアンで届くかな?」

「ラフだから、一番手上げた方がいい?」

「フライヤーが出たら、奥まで飛んじゃうかも……」

こんなふうに迷った経験はありませんか?

実は、ラフからのショットには、相反する二つの可能性があります。

思ったより飛ばない。

そして、

思ったより飛んでしまう。

さらに、芝の抵抗でフェースの向きが変わり、方向まで狂うこともあります。

今日は、ラフからの一打で何を確認し、どうクラブを選び、どこを狙うべきかを考えてみましょう。


■ ラフだから飛ばない、とは限らない

ラフに入った時、

「芝が邪魔だから、いつもより飛ばないだろう」

と考える方は多いと思います。

もちろん、それは間違いではありません。

深いラフでは、クラブヘッドが芝の抵抗を受けて減速し、飛距離が落ちることがあります。

でも、ラフの状態によっては、逆のことも起こります。

それが、フライヤーです。

芝がフェースとボールの間に入り、バックスピンが減少することで、普段より飛距離が伸びたり、着地後に止まりにくくなったりする現象です。

つまり、ラフからのショットは、

「飛ばないかもしれないし、飛びすぎるかもしれない。」

この不確実性を理解するところから始まります。


■ ① 深いラフ|まず、ヘッドが抜けるか?

例えば、残り150ヤード。

普段なら7番アイアン。

でも、ボールが深いラフに沈んでいます。

クラブを構えてみると、ボールの後ろにも長い芝がびっしり。

こんな時、いつもの7番アイアンでフルスイングしても、ヘッドが芝に負けてしまうことがあります。

芝の抵抗でヘッドスピードが落ちる。

フェースの向きが変わる。

ボールが十分に上がらない。

結果として、グリーンのかなり手前にショート。

そんなミスにつながります。

ここで考えたいのは、

「150ヤードを打てるクラブは何番?」

ではなく、

「このラフから、きちんとボールを打てるクラブは何番?」

ということです。

ロフトの少ないクラブでは、ボールを上げること自体が難しい場合もあります。

そんな時は、ロフトの多いクラブに替えて、確実にフェアウェイへ戻す。

あるいは、グリーン手前の安全な場所まで運ぶ。

それも立派なマネジメントです。

深いラフでは、飛距離より先に、脱出できるかを考える。

これが最初の判断です。


■ ② 浅いラフ|フライヤーに注意

今度は、同じ残り150ヤードでも、ボールが比較的きれいに浮いているラフ。

クラブも抜けそうです。

「これなら普通に打てそう!」

そう思いますよね。

でも、ここに落とし穴があります。

芝がフェースとボールの間に入ることで、スピン量が減る場合があるんです。

スピンが減ると、打ち出しや弾道が変わり、条件によっては普段よりキャリーが伸びることがあります。

また、キャリーが伸びなくても、着地後のランが増えて、グリーンで止まりにくくなることがあります。

これが、フライヤーを警戒したい理由です。

例えば、150ヤード先のグリーン。

手前は広い花道。

でも、奥はすぐOB。

そんな状況で、

「ラフだから飛ばないだろう」

と一番手上げたら?

予想以上に飛んで、グリーン奥へ。

これでは、距離を稼ごうとした判断が、かえって大きなミスにつながります。

フライヤーが心配な時は、奥の危険を先に確認する。

これは覚えておきたいポイントです。


■ フライヤーは、ヘッドスピードが遅くても出る?

ここで、よくある疑問です。

「フライヤーって、ヘッドスピードが速い人だけの話じゃないの?」

実は、そんなことはありません。

ヘッドスピードが比較的遅いゴルファーでも、芝がフェースとボールの間に入り、スピンが減ることはあります。

ただし、スピンが減ったからといって、必ずキャリーが伸びるわけではありません。

ヘッドスピードや打ち出し条件によっては、球が十分に上がらず、キャリーが落ちる場合もあります。

つまり、気をつけたいのは、

「フライヤー=必ず10ヤード、20ヤード飛ぶ」ではない。

ということ。

本当に怖いのは、普段と違う球になることです。

高く上がらない。

思ったより飛ぶ。

着地しても止まらない。

そのどれが起こりそうかを考える必要があります。

だからこそ、ラフでは単純に番手を上げたり下げたりせず、まずボールの状態を確認したいですね。


■ ③ ラフでは、左への引っかけも起こる

ラフからのミスは、飛距離だけではありません。

方向も変わることがあります。

特に、芝がクラブのヒール側やネック付近に強く絡むと、フェースが閉じる方向に回される場合があります。

右打ちの場合、これが左への引っかけにつながることがあります。

例えば、残り170ヤード。

普段ならロングアイアンやユーティリティを考える距離です。

でも、ボールはラフ。

左には池。

グリーンまで届かせたいからと、ロフトの少ないクラブを選ぶ。

ところが、インパクトで芝が絡み、フェースが閉じて左へ。

こんなミスも起こり得ます。

ただし、ラフなら必ず左へ飛ぶわけではありません。

芝の絡み方によっては、フェースが開いたり、ヘッドが減速したりすることもあります。

だからこそ、

「ラフでは左へ行くから、右を向けばいい」

という単純な話ではないんです。


■ フェースを開けば、引っかけは防げる?

ラフで左への引っかけを経験すると、

「最初からフェースを少し開いておけばいいのかな?」

と考えることがあります。

確かに、フェースを少し開くことが有効な場合もあります。

でも、すべてのラフでおすすめできる方法ではありません。

フェースを開けば、ロフトや打ち出し方向が変わります。

また、芝の抵抗そのものがなくなるわけではありません。

だから、まず考えたいのは、フェースを開くことよりも、

「このクラブで、芝の抵抗に負けずに打てるか?」

ということです。

深く沈んだラフなら、ロフトの多いクラブに替える。

足元が不安定なら、クラブを短く握ってコンパクトに振る。

グリーンまで届かせることが難しければ、安全な場所へ運ぶ。

フェースの向きだけでミスを消そうとせず、クラブ選びと狙い方も含めて判断しましょう。


■ ラフでは、ボールの「浮き沈み」を見る

ここまで、深いラフ、浅いラフ、フライヤー、引っかけについてお話ししました。

では、実際のコースで何を見ればいいのでしょうか?

まずは、ボールの浮き沈みです。

● ボールが沈んでいる

ボールの後ろに芝が多く、ヘッドが抜けにくそう。

こんな時は、飛距離低下や方向の乱れを警戒します。

ロフトの多いクラブを選び、確実に脱出する判断も必要です。

● ボールが適度に浮いている

ヘッドが抜けやすく、比較的打ちやすそうな状態。

ただし、芝がフェースとボールの間に入ると、スピンが減る可能性があります。

グリーン奥の危険も確認しましょう。

● ボールが高く浮いている

ボールが芝の上に乗っているような状態。

一見すると簡単そうですが、クラブがボールの下をくぐり、思ったように飛ばない場合があります。

「浮いている=必ず打ちやすい」ではない。

この違いも覚えておきたいですね。


■ 同じ150ヤードでも、狙い方は変わる

では、実際のマネジメントを考えてみましょう。

残り150ヤード。

ピンはグリーン中央。

普段なら7番アイアン。

でも、今回はラフからのセカンドショットです。

ケースA|深いラフ、グリーン手前に池

ボールが沈んでいて、ヘッドが抜けにくそう。

いつもの7番アイアンで池を越えるには、十分なキャリーが必要です。

でも、ラフの抵抗で飛距離が落ちる可能性が高い。

そんな時は、無理に池越えを狙わず、池の手前や別の安全な場所へ運ぶ判断が考えられます。

ケースB|浅いラフ、グリーン奥にOB

ボールは比較的きれいに浮いています。

ヘッドも抜けそう。

でも、フライヤーが出ると、奥まで飛んでしまうかもしれません。

そんな時は、奥の危険を考えて番手やターゲットを選びます。

グリーン手前が安全なら、手前から攻める方法もあります。

ケースC|浅いラフ、グリーン周りが広い

ボールの状態が良い。

距離も十分に届く。

グリーン周りにも大きな危険がない。

それなら、グリーンを狙っていいでしょう。

ラフだから、必ず刻む必要はありません。

第106回でもお話ししたように、

「届く」と「狙う」は、別。

でも、狙える条件がそろっているなら、積極的に狙うことも大切です。


■ ラフからの一打、判断する順番は?

ラフに入った時、すぐに残り距離だけを見てクラブを選んでいませんか?

もちろん、距離は大切です。

でも、その前に確認したいことがあります。

① ボールは浮いている? 沈んでいる?

まず、ヘッドがボールに届きそうか、芝がどれくらい絡みそうかを確認します。

② 芝の抵抗は強そう?

芝の長さや密度、順目・逆目によって、クラブの抜け方は変わります。

③ 飛距離と方向は、どう変わりそう?

ショートする可能性。

フライヤーで飛びすぎる可能性。

フェースが返って左へ飛ぶ可能性。

こうしたミスを想像します。

④ そのミスが出ても、大丈夫な場所はどこ?

手前が安全なのか。

奥が危険なのか。

左に池があるのか。

右に広いエリアがあるのか。

ここまで確認してから、クラブとターゲットを決めます。

つまり、

ラフでは、残り距離より先に、芝を読む。

これが今回、一番伝えたいことです。


■ グリーン周りのラフは、さらに難しい

ちなみに、グリーン周りにも難しいラフがあります。

特に、芝が長く伸びた、髭のようなラフ。

しかも逆目。

そんな場所からのアプローチでは、ヘッドが芝に引っかかって大きく減速し、予想以上にショートすることがあります。

ピンまで15ヤードでも、普段の15ヤードと同じ振り幅では届かない場合があります。

ただし、グリーン周りのラフでは、芝の向き、ボールの沈み具合、ウェッジの入れ方など、さらに細かな判断が必要です。

このテーマは、また別の回で詳しく取り上げたいと思います。

今回は、セカンドショットでのラフの判断に集中しましょう。


■ 次のラウンドでやってみよう!

次のラウンド。

セカンドショットがラフに入ったら、まずボールのところまで行ってみてください。

そして、すぐにクラブを抜かず、芝の状態を確認します。

ボールは沈んでいる?

浮いている?

後ろの芝は長い?

ヘッドは抜けそう?

そのうえで、グリーンを見ます。

手前が危険?

奥が危険?

左へ引っかけたらどうなる?

ここまで考えたら、初めてクラブを選びます。

そして、決めたら迷わず振る。

ラフからのショットで大切なのは、最高の一打を期待することよりも、起こりそうなミスを知っておくこと。

それだけで、無理な番手選びや狙い方を減らせるはずです。


■ X-GOLF倶楽部で「自分の基準」を作ろう

ラフの抵抗そのものは、実際の芝で経験することが大切です。

ただし、インドア練習でも準備できることがあります。

それは、普段の球筋とキャリーを正確に知ること。

例えば、7番アイアン。

普段のキャリーは何ヤード?

打ち出しは高い? 低い?

右と左、どちらにミスしやすい?

スリークォーターでは、どれくらい飛ぶ?

こうした基準があれば、ラフからのショットで、

「今日はいつものキャリーが出ないかもしれない」

「スピンが減るなら、奥まで転がるかもしれない」

といった判断がしやすくなります。

X-GOLF倶楽部のシミュレーターを活用して、自分の飛距離や球筋を確認してみましょう。

そして、コースではラフから打った結果を振り返る。

「思ったより飛ばなかった」

「奥まで転がった」

「芝に絡んで左へ出た」

そんな経験を積み重ねることが、実戦での判断力につながります。


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次のラウンドでラフに入った時、ぜひ今回の考え方を思い出してみてください😊

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🏆第109回・今日の学び

「ラフでは、距離より先に芝を読む。」

ラフでは、いつもの飛距離が出るとは限りません。

深いラフなら、芝の抵抗でショートする。

浅いラフなら、フライヤーで飛びすぎることもある。

芝が絡めば、フェースが返って左へ飛ぶこともある。

だからこそ、

沈んでいるなら、脱出できるクラブを。

浮いているなら、飛びすぎやランにも注意。

芝が絡みそうなら、方向のミスまで考える。

そして、最後に決めるのは、

「このラフから、どこを狙う?」

グリーンを狙えるなら、狙う。

難しいなら、次の一打を作る。

大切なのは、残り距離だけでクラブを決めないこと。

ボールの状態を見て、起こりそうなミスを考えてから、ターゲットを選ぶ。

打つ前に、スコアは動いている。

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