⛳️第106回「グリーンまで届く。でも、本当に狙う?」

こんにちは!
X-GOLF倶楽部です⛳️
第105回では、
グリーンを狙う時、
「ピンは、いつもターゲットじゃない。」
という話をしました。
ピン位置。
危険な場所。
今日の自分のミス。
その距離の成功率。
それらを考えて、
グリーンの、
どこを狙うか
を決める。
では今回は、
その一つ前を、
考えてみましょう。
残り170ヤード。
グリーンは見える。
持っているクラブなら、
届く。
さて――
グリーンを狙いますか?
「届くなら、狙う。」
本当に、
それだけでいいでしょうか?
残り170ヤード。「届く!」
PAR4。
ティーショットは、
少し右へ。
ボールは、
ラフ。
残り170ヤード。
グリーンを見る。
手前には、
バンカー。
右側は、
少し危険。
でも、
自分には、
170ヤードを打てるクラブがある。
「よし、届く!」
そこで、
グリーンを狙う。
これ、
ごく自然な判断です。
そして、
ナイスショットなら――
乗る。
最高です😊
でも、
ここで第6章らしく、
もう一つ質問してみます。
「届く」ことと、 「狙える」ことは同じ?
「届く距離」と「狙える距離」は違う
練習場で、
170ヤード飛んだ。
だから、
170ヤードは、
自分の距離。
でも、
その170ヤードは、
どんな170ヤードでしょう?
10球打った時、
普通に出る170ヤード?
それとも、
一番いい当たりで出た170ヤード?
ここは、
かなり違います。
第86回では、
こんな話をしました。
「最大より、基準。」
一番飛んだ距離ではなく、
普通に打てる距離を、
自分の飛距離にする。
今回も、
同じです。
ナイスショットなら届く。
と、
普通に打てば届く。
この二つを、
分けて考えます。
しかも、コースには「ライ」がある
さらに、
練習場との大きな違いがあります。
ライです。
フェアウェイ。
薄いラフ。
深いラフ。
左足上がり。
左足下がり。
つま先上がり。
つま先下がり。
ボールが少し沈んでいる。
同じ170ヤードでも、
条件が変われば、
同じショットにはなりません。
練習場では、
170ヤードが普通に打てる。
でも、
深いラフから、
同じように打てる?
傾斜から、
同じ球が出る?
つまり、
距離だけを見て、
「届く。」
と判断しない。
今のライから、 普通に届く?
ここまで考えます。
グリーン周りに何がある?
次に見るのが、
グリーン周りです。
残り170ヤード。
グリーン手前には、
深いバンカー。
右には、
OB。
左側は、
比較的広い。
ここで、
ナイスショットだけを考えれば、
グリーンを狙えます。
でも、
少し薄く当たったら?
右へ曲がったら?
ショートしたら?
第101回から、
何度も考えてきました。
ナイスショットだけを前提に、 狙いを決めない。
グリーンを狙う時も、
同じです。
「外した時」を先に見てみる
ここで、
一つ考えてみましょう。
グリーンを狙って、
成功。
グリーンオン。
最高です。
では、
失敗したら?
手前のバンカー?
右OB?
深いラフ?
それとも、
花道?
同じ「グリーンを外す」でも、
次の難しさは、
まったく違います。
例えば、
グリーン周りが広い。
手前も花道。
左右にも、
大きな危険がない。
だったら、
少しくらいミスしても、
次があります。
こういう状況なら、
多少成功率が低くても、
狙う価値は上がります。
逆に、
グリーンを外した瞬間、
大きなトラブルになる。
だったら、
求めたい成功率も、
変わってきます。
「成功率」だけでは決められない
ここ、
今回かなり大切です。
第90回では、
「感覚を、確率に変える。」
と考えました。
でも、
例えば、
グリーンオンの成功率が、
50%。
だから、
狙う?
狙わない?
実は、
50%という数字だけでは、
まだ決められません。
残り50%が、
どこへ行くか。
これが、
すごく大切です。
半分はグリーン。
残り半分も、
花道やグリーン周り。
それなら、
狙いやすい。
でも、
半分はグリーン。
残り半分の中に、
OBや池が多く入る。
同じ50%でも、
意味はまったく違います。
成功率だけでなく、 失敗した時の代償まで見る。
これが、
コースでの判断です。
じゃあ、長い距離は刻めばいい?
ここまで読むと、
「じゃあ、170ヤード残ったら、
無理せず刻んだ方がいいの?」
となりそうです。
でも――
違います。
今回、
ここはかなり大事です。
長いから、
刻む。
危険があるから、
刻む。
ではありません。
フェアウェイ。
ライもいい。
170ヤードは、
普通に打てる距離。
グリーン周りも、
それほど危険ではない。
今日のショットも、
悪くない。
だったら――
狙えばいい。🔥
せっかく、
自分が打てる距離。
しかも、
成功率も十分ある。
それなのに、
毎回刻む。
それでは、
せっかく持っている武器を、
使っていないことになります。
「攻める」のもマネジメント
コースマネジメントというと、
安全。
刻む。
無理をしない。
そんなイメージが、
強いかもしれません。
でも、
第98回から、
何度も出てきました。
守るだけが、マネジメントではない。
成功率が高い場所では、
攻める。
成功率が低く、
失敗の代償が大きい場所では、
守る。
その境目を、
自分で判断する。
だから、
グリーンを狙うことも、
立派なマネジメントです。
狙う時は、狙う。
ここ、
忘れないでください😊
「届くから狙う」と「狙うと決めて打つ」は違う
例えば、
残り170ヤード。
「届くから、とりあえず狙おう。」
これと、
ライを見る。
グリーン周りを見る。
今日の球を見る。
自分の成功率を考える。
そのうえで、
「よし、ここは狙う。」
と決める。
結果として、
同じクラブを持ったとしても、
判断の中身は、
まったく違います。
第6章で、
身につけたいのは、
この部分です。
なんとなく狙わない。 なんとなく刻まない。
どちらを選ぶにしても、
理由を持つ。
刻むなら「とりあえず前へ」ではない
では、
グリーンを狙わないと、
決めたとします。
ここで、
もう一つ。
「じゃあ、
適当に100ヤードくらい前へ。」
では、
もったいない。
刻むなら、
次に考えたいのは、
「次を、どこから打ちたい?」
です。
例えば、
残り170ヤード。
グリーンを狙うには、
少し厳しい。
だったら、
次を、
80ヤードにする?
60ヤードにする?
花道の広いところまで、
運ぶ?
自分が、
高い成功率で打てる場所へ、
ボールを運ぶ。
これなら、
刻むことは、
逃げではありません。
次の一打を作るショット
になります。
「できるだけ近くへ」だけが正解ではない
刻む時、
どうしても、
「できるだけグリーンの近くへ。」
と考えます。
もちろん、
近い方が、
簡単になる人もいます。
でも、
人によっては、
中途半端な40ヤードより、
80ヤードの方が、
距離感を出しやすい。
あるいは、
60ヤードが得意。
100ヤードなら、
自信を持って打てる。
だったら、
その距離を、
残してもいい。
第83回の、
「得意クラブ」
第87回の、
「距離の階段」
が、
ここで生きてきます。
刻むなら、 自分の得意な次の一打まで設計する。
ただし「得意距離を残す」にこだわりすぎない
ここも、
一つ注意です。
80ヤードが得意。
だから、
絶対80ヤード残す。
でも、
80ヤード地点が、
深いラフ。
傾斜。
バンカー越え。
だったら?
数字だけは、
得意距離。
でも、
状況は、
全然得意ではありません。
逆に、
50ヤード地点に、
広いフェアウェイがある。
だったら、
そちらの方が、
簡単かもしれません。
つまり、
得意な距離 × 良いライ
まで考える。
距離だけで、
刻む場所を決めない。
「狙う・刻む」を5つで考える
では、
グリーンまで届くかどうか、
迷った時。
この5つを、
確認してみましょう。
① 普通に届く距離?
最大飛距離ではなく、
普段のショットで届く?
② ライはどう?
フェアウェイ?
ラフ?
傾斜?
ボールは沈んでいない?
③ グリーン周りの危険は?
池?
OB?
バンカー?
逆に、
外しても大丈夫な場所はある?
④ 外した時、次は打てる?
グリーンオンしなかった時、
どんなショットが残る?
失敗の代償は、
どのくらい?
⑤ 刻むなら、どこへ?
ただ前へではなく、
次に打ちたい距離、
良いライ、
広い場所はどこ?
この5つを見て、
最後に決めます。
狙う?
刻む?
例えば、同じ170ヤードでも
ケースA
残り170ヤード。
フェアウェイ。
ライはいい。
グリーン手前は、
広い花道。
左右にも、
大きな危険はない。
170ヤードは、
自分の普通の距離。
今日のショットも、
悪くない。
これは――
狙う。
十分、
ありです🔥
ケースB
同じ170ヤード。
でも、
深いラフ。
ボールは、
少し沈んでいる。
手前には、
深いバンカー。
右はOB。
170ヤードは、
ナイスショットなら届く距離。
これは――
本当に狙う?
一度、
考えたい。
同じ170ヤードでも、
答えは変わります。
「グリーンに乗る確率」ではなく「そのホールをどう終える?」
もう一段、
考えてみましょう。
目の前の一打だけなら、
グリーンオンしたい。
当然です。
でも、
ゴルフは、
その一打で終わりません。
例えば、
無理に狙って、
深いバンカー。
そこから、
出すだけ。
2パット。
ボギー。
あるいは、
ダブルボギー。
一方、
安全な場所へ刻む。
残り80ヤード。
グリーンオン。
2パット。
ボギー。
どちらも、
結果はボギーかもしれません。
だったら、
どちらのルートが、
自分にとって成功率が高い?
一打の成功率ではなく、 ホールを終えるまでの成功率。
ここまで考えられると、
コースマネジメントが、
さらに面白くなってきます。
もちろん、狙ってパーを取るルートもある
でも、
反対もあります。
安全に刻む。
乗せる。
2パット。
ボギー。
これを毎回選べば、
大叩きは減るかもしれません。
でも、
パーのチャンスも、
減るかもしれない。
170ヤードを、
十分狙える。
危険も少ない。
そんな状況なら、
グリーンを狙って、
パーを取りにいく。
これも、
正しい判断です。
ボギーを守る場所と、 パーを取りにいく場所を選ぶ。
第97回、
第98回で考えてきたことが、
ここにもつながります。
X-GOLFのシミュレーターで「狙う・刻む」を練習する
この判断も、
X-GOLF倶楽部のシミュレーターで、
練習できます。
ラウンドモード。
残り170ヤード。
すぐに、
クラブを持たない。
まず、
画面を見る。
グリーン周りは?
どこが危険?
どこなら、
外しても大丈夫?
そして、
自分の今日のショットを考える。
そのうえで、
「今日は狙う。」
あるいは、
「ここは刻む。」
と決める。
刻むなら、
次に何ヤード残す?
そこまで決める。
こうすると、
シミュレーターでのラウンドが、
ただグリーンを狙うゲームではなく、
一打を選ぶ練習
になっていきます。
第106回|次のラウンドでやってみよう
次のラウンド。
グリーンまで、
届く距離が残ったら、
すぐに、
「このクラブなら届く!」
だけで、
打たない。
一度、
5つ確認してみてください。
① 普通に届く?
② ライはどう?
③ グリーン周りの危険は?
④ 外したら、次はどうなる?
⑤ 刻むなら、どこへ運ぶ?
そして、
最後に、
自分へ聞きます。
「今、このグリーンを狙う価値はある?」
あるなら――
狙う。🔥
ないなら、
次の一打を作る。
どちらでもいい。
大切なのは、
自分で決めていること。
X-GOLF倶楽部で「狙う・狙わない」を選べるゴルフへ
飛距離が伸びる。
長いクラブが、
打てるようになる。
これは、
大きな武器です。
でも、
武器があることと、
毎回使うことは、
同じではありません。
その武器を、
いつ使う?
どんなライなら使う?
どんな危険なら使わない?
そして、
使わないなら、
次をどこから打つ?
ここまで考えられると、
ショットの技術が、
スコアを作る技術へ、
変わっていきます。
X-GOLF倶楽部では、
「打てるショット」
を増やすだけではなく、
そのショットを、
「いつ使うか」
まで一緒に磨いていきましょう😊⛳️
⛳ Instagramでもゴルフ上達のヒントを発信中!
X-GOLF倶楽部公式Instagramでは、ブログとはひと味違った、すぐに試せるゴルフの考え方や練習のヒントを発信しています。
ブログでじっくり理解して、
Instagramで気軽に復習。
次のラウンドで、
「届く!」と思った瞬間に、
ぜひ一度だけ、
今回の5つを思い出してみてください😊
🏆第106回・今日の学び
「届く」と「狙う」は、別。
グリーンまで、
届く。
でも、
それだけでは、
まだ打たない。
普通に届く?
ライは?
危険は?
外したら、
次はどうなる?
そこまで見て、
判断する。
そして――
狙う価値があるなら、狙う。
マネジメントは、
いつも刻むことではありません。
攻めるべき場所では、
ちゃんと攻める。
でも、
成功率が低く、
失敗の代償が大きいなら、
次の一打を作る。
刻むなら、
ただ前へではなく、
「次をどこから打ちたい?」
まで考える。
なんとなく狙わない。 なんとなく刻まない。
そして、
最後に考えるのは、
グリーンに乗るかどうかだけではなく、
「このホールを、どう終えたい?」
その答えから、
目の前の一打を決める。
打つ前に、スコアは動いている。